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日本政策金融公庫の融資を受けるなら確認しておきたい10のチェック項目

日本政策金融公庫で創業融資の申請をする際、『創業計画書』を作成することになります。

しかし、融資審査上は、公庫所定の創業計画書の記載項目にはないことについても質問されます。

創業計画書を作成する前にやっておくべきこと、開業・起業する前に検討すべきことについてまとめました。

日本政策金融公庫の創業融資を通過させるだけでなく、スタートから事業がつまづかないないための参考としてください。

創業計画書の作成する前に確認しておきたい10項目

  1. ローンの延滞・焦付きはないか?
  2. 自己資金は準備できているか?
  3. 開業予定地は決まっているか?
  4. 開業予定地の契約又は仮契約はできているか?
  5. 売上の予想は根拠のある数字になっているか?
  6. どのように集客をするのか考えているか?
  7. 仕入や経費がいくらかかるか明確に把握しているか?
  8. 借入返済+生活費+税金を払ってもプラスになる資金計画か?
  9. 家族の理解と協力は得られるか?
  10. 従業員の雇用は確保できそうか?

ローンの延滞・焦付きはないか?

起業家の熱意や想いは十分で、素晴らしい創業計画書を作成したとしても、公庫の融資審査が通過しにくい前提があります。

融資申請をして否決になると、否決の履歴が日本政策金融公庫に残ることになります。

上記に当てはまる方は、必ず対策をとってから申請をしましょう。

詳しくはコチラを参考にしてください。

 

自己資金は準備できているか?

創業時は、設備や運転資金などの自己資金が不足するケースが多く、そのため日本政策金融公庫などの『創業融資』を活用して資金調達することも少なくありません。

「お金がないから融資を受けるんだ」

確かにその通りです。

ですが、自己資金ゼロで創業融資を申請した場合、かなりの高確率で審査は否決となるでしょう

では創業融資を申請するにあたって、自己資金をいくら準備しておけばいいかです。

これは業種や規模によって異なります。

当然多ければ多いほど『本気度が高い』&『事前の計画性がある』証明になります。

創業融資制度の多くは、審査上自己資金が10%~50%あることをチェックします。

基本的妥当ラインは事業全体の必要経費の30%以上は欲しいです。

1,000万円の融資を受けるなら300万円以上は何とか準備しておきましょう。

詳しくはコチラの記事を参考にしてください。

 

開業予定地は決まっているか?

開業予定地の契約又は仮契約はできているか?

開業予定地が決定していない状態での融資申し込みはできません

立地によって客層・ターゲット・販売戦略が大きく変わる可能性があります。

そうなると客単価や見込み顧客数、売上高も変わってきます。

店舗家賃代も決まらないので、損益計画・資金計画も立てることができません。

最低でも立地・物件選定をしたら仮契約をしておきましょう。

契約までしなくても、仮契約ができれば、融資申し込みは可能となります。

融資審査中に開業予定地が変更になった場合は融資審査はやり直しになります。

つまり、創業計画書も作成し直すことになります。

売上の予想は根拠のある数字になっているか?

融資申請時には上記のことを創業計画書に記載する必要があります。

その際、次のことを意識して売上見込みを算出してみてください。

業種にもよりますが、基本的に売上は次の構造となります。

売上高=単価×顧客数×回転率

ご自身の業界・業種・地域・特化分野などを考慮しながら、根拠のある売上見込みを算出しましょう。

 

どのように集客をするのか考えているか?

どのように集客するかはビジネスでは非常に重要です。

例えば、

など、様々な集客方法があります。

また同じweb広告でも、現在はパソコンで見る人よりもスマートフォンで見る人の方が多い場合があります。

web広告一つとっても、スマホ対応に比重を置く必要があるかもしれません。

ご自身の業界で有効な集客方法や、競合が少ない集客方法がないか検討してみましょう。

 

仕入や経費がいくらかかるか明確に把握しているか?

日本政策金融公庫の融資担当が事業計画(予想損益)で気にするのは、実現性が高い事業計画か、という点です。

売上見込みが算出できても、仕入れ+経費を差し引いたら赤字になった、となればビジネス自体が成り立ちません。

をしっかり把握しておきましょう。

仕入れと経費がいくらかかるか、を明確にしておかなければ事業計画書・創業計画書は完成しません。

漏れのないように書き出してみることをオススメします。

減価償却費、借入金利息、火災保険・損害保険、社会保険料は漏れやすい項目となっています。

借入返済+生活費+税金を払ってもプラスになる資金計画か?

売上から仕入れ・経費を差し引いて黒字になればOKではありません。

利益がプラスになることは損益計画上は重要です。

それに加え、利益+減価償却費』から『公庫の借入返済+既存借入の返済+生活費+税金』を払っても、お金が回っていくかどうかが重要です。

利益が出ても、お金が回っていかなければビジネスは成り立ちません。

利益+減価償却費、を把握するとともに、

についてもしっかり把握しておきましょう。

 

家族の理解と協力は得られるか?

創業について、家族の理解と協力は欠かせません

起業家になると、会社員時代には経験しない不安やストレスが襲ってくるでしょう。

いざというときに精神的な支えになってくれるのは、自分を最もよく理解してくれる家族です。

日本政策金融公庫も創業の心得として、「家族の理解と協力が大事」といっています。

家族の理解と協力を得られていることをシッカリと日本政策金融公庫にアピールしましょう。

家族に業界経験者がいればなお好アピールとなります。

 

従業員の雇用は確保できそうか?

業界によっては、従業員の確保が難しい場合があります。

従業員の確保が必要なら、開業前にある程度の採用準備や見込みをつけておきましょう。

 

まとめ

「日本政策金融公庫の創業計画書を作成する前にやるべき10のこと」はいかがでしたでしょうか?

日本政策金融公庫の創業融資を通過させるだけでなく、スタートから事業がつまづかないないための参考としてください。

どんなに夢や熱意があったとしても、精度の高い事業計画書を作成しなければ、融資審査通過の確率は下がってしまいます

という方は、ご自身で融資申請される前に、一度税理士などの専門家に相談することをオススメします。

群馬創業融資センターは夢を持って創業される経営者様を応援しています!

今日もご覧いただきありがとうございました。

運営:群馬県太田市のワリとフランクな税理士事務所:税理士 涌井大輔事務所
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